プロフィール完成版(仮)

9月に入って、気温が下がる日が増えました。今年の夏はあまりに暑かったせいか、たとえ気温30℃でも「あ、今日は涼しい」と感じるほど。子どもの頃は30℃でも充分暑かったという記憶があるのですが、気温だけじゃなく人間の感覚も変化しているのかもしれません。
 ところで今年は猛暑だけでなく、猛烈な雨が降るゲリラ豪雨、そして竜巻もかなり頻発しています。特に竜巻は台風が来る時に起こりやすいそうなので、秋の台風シーズンはまだまだ油断できません。
 ゲリラ豪雨については、仕事やそれ以外で人と会うとき、必ず話題に出ました。ゲリラ豪雨の次の日などは「昨日の雨の時、どこにいました?」とお互い聞き合っていました。
 「大変でしたねー」「雷も怖いですよね」「折りたたみ傘は必須です」「わたしは傘が壊れてしまって、買い直しました」と、初対面の人でも会話が盛り上がります。
 昔の人が挨拶がわりに天気の話をした理由がわかります。お天気の話題は、相手のことを知らなくとも共通する話題ですし、相手を傷つけることもない。日本の天気は四季によって変わりますから、そういう変化を話すだけでも本一冊ぐらい書けるのでは、と思ったりしました。
 わたしの今年一番の豪雨体験は、出先で食事していたときに起こりました。
 友人との会食中、新しいドリンクを運んできた店員さんが「外、すごい雨ですね」と心配げな表情を浮かべていました。会話を一旦やめ、耳を澄ましてみたら外から「ゴ――ピュ―――」と雨と風の音が。晴雨兼用折りたたみ傘を持っているとは言え、横殴りの雨と強風じゃ役に立たなさそう。友人と顔を見合わせ、「雨がもう少しおさまるまで、ここにいよう」と決めました。幸いお店の方も「この雨じゃお客さんも来ないし、どうぞゆっくり休んでいってください」と有難い言葉を頂戴しました。
 デザートと会話を楽しんでいたら「雨、やんだみたいです」と店員さん。「今だ!」と素早く会計を澄まして店を出ました。外はひんやりした空気が漂っています。雨上がりの空は空気が洗われ、一足先に秋を運んできてくれたようです。
 「ゲリラ豪雨も避けたし、ご飯も美味しかったし、運が良かったね」と満足。なんだか心地よくなり、タクシーで帰宅予定だったのを変更し、のんびり歩いて帰ることに。
 大きな道路沿いの歩道をゆっくり歩いて、まもなく家というところで、何かがわたしの頭に落ちました。手を頭にやると濡れています。ポツ、ポツ、と大粒の雨が降ってきました。「まずい!」とすぐに傘を広げて早足で家へと向かいます。数分経たずに再びゲリラ豪雨がわたしたちを襲ってきました。家に着く頃、洋服はもちろん、靴の中まで水浸し。
 雨上がりの心地よさを一瞬感じられたから、まあいいか……。
 以上が、この夏のゲリラ豪雨体験でした。