プロフィール完成版(仮)

 今回は意外に難問でした。N社長から出されたお題は「かんそう」。
 この四文字を見て、最初に浮かんだ漢字といえば……「感想」。たぶんあらゆる場面で感想を求められることが多いからでしょう。
 最近は報道番組、情報番組でコメント(論評、見解)を述べるコメンテーターを務めることが多いのですが、わたしは専門家ではないので、論評や見解ではなく、専門家でない個人としての意見や感想を求められます。一般的な意見はもちろん、加えて独自の視点(一女性として、社会人として、特定の年代を代表して)つまり自分の立場というものを意識したコメントが求められるのです。
 「自分の意見や感想なら話せるかも」とお受けしてから気づいたのですが、世の中に起こった様々な出来事、それも報道されるほど注目されていることに対して、自分のオリジナルな意見や感想を持つのは実に難しい。コメンテーターをお受けする前にこれらの番組を見ていた時、いかに自分が考えなく見ていたかということを痛感しました。
 政治や経済、世界情勢、芸能、文化、環境問題など感想を述べることは多岐にわたります。興味のあることもないことも同じく並ぶ。毎日報道に触れながら、必死に考えていると修行している気分です。でも考えるのは、面白い。自分というものが試される時です。
 次に浮かんだ「かんそう」は、「乾燥」(一気に所帯じみますが、洗濯物がなかなか乾かない季節なもので)。天気予報とにらめっこして「今日はいけるか?」と洗濯日和を求める日々です。
 幸いなことに浴室に乾燥機能がついているので、春先の花粉症の季節はここがフル回転、しかしやっぱり天日干しが気持ち良い。ということで、花粉がおさまったあとは朝洗濯機を回し、どこで干すかは結構重要です。
 ベランダで干してから出かけ、にわか雨が降った日はガクッと落ち込みます。浴室干しを選んで雨が降らなかった日は、これまた悔しい。無事洗濯物が干されることは同じなのに。この時期ならではの悩みです。
 最後に浮かんだ「かんそう」は「完走」。
 わたしの最近の「完走」は小説が脱稿した時、大学卒業が決まった時、この二つ。
 逆に言えば、それ以外のことはまだ道半ば。完走を目指しているけど、一体どこかゴールなのかよくわかりません。
 ゴールが見えないレースはきつい。でもゴールが見えないから頑張れるのかもしれません。というわけでどこまでも全力疾走する所存です!