プロフィール完成版(仮)

 初対面の人に「意外と小柄なんですね」と言われることが多いです。
 わたしの身長は154センチと数ミリ。けっして高身長とはいえません。仕事の時はヒールの高い靴(9センチのハイヒール)を履きます。(いきなり165センチになれる!)ハイヒール靴を履くことで全身のバランスがよくなり洋服も見栄え良く、共演する方との身長のバランスもとりやすくなります。
 しかしハイヒールは決して履きやすいものではありません。街中でさっそうとハイヒールで歩いている女性を見ると「あの人、すごい!」と思わず注目してしまいますが、それはハイヒールを履きこなすまでの苦労、足の痛みを乗り越えた女性への、同性としての尊敬のまなざしなのです……(男性にはわかりにくいかもしれませんが)。
 おしゃれは我慢、と聞きます。春先の肌寒い時期に春らしい薄手の服を寒さに耐えて着るのも、まだ蒸し暑い九月、十月に毛皮のファーを首にまいたりするのも、すべては我慢の精神なのだと思います。靴も同じで、ヒールの高いデザイン重視の靴ほど履きにくいものはありません。そんなハイヒールを履いて階段を駆け上れば、一歩ごとに激痛が走ります。だって自分の足に合っていない靴なのですから。
 こんなわたしですがヒールの高い靴を履きこなすことは大人=社会人の条件なのだと、一時は「ハイヒールで美しく歩く」という練習していました。その結果、靴を二足つぶすまで履き、躓いたり、マンホールの穴にヒールをひっかけて人前で靴がスポンと脱げたりする(すべて練習中にあったこと)ことなく履けるようになりましたが、いまだハイヒールが苦手であることには変わりません。そこで割り切って「仕事以外でヒールの高い靴は履かない」と決めてしまいました。おしゃれより快適な方がよい!というわけです。
 現在は歩きやすく足も疲れにくい(らしい)ハイヒールが登場しましたが、やはり仕事以外でハイヒールは履きません。逆に言うとハイヒールは、人前に出るときに必要不可欠なものとなっています。ハイヒールを履く事でお仕事スイッチが入り、ガラッと気分が変わり、いつぞや街中で見かけた「ハイヒールでさっそうと歩く女性」になったような錯覚に……。
 女性のお仕事スイッチは足元にあるのかもしれません。